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【シティライフインタビュー】 橋本 じゅん さん

2013年08月20日


俳優
橋本 じゅん さん




1985年、劇団☆新感線に参加以来、意欲的に舞台に立ち続ける、橋本じゅんさん。
子どもに人気のキャラクターから硬派な警察官まで、多彩な役柄をあやつる実力派俳優だ。
今回は、この秋公演の音楽劇「それからのブンとフン」にかける思いや、地元神戸での日々のお話をうかがった。


摩訶不思議な世界を生身の人間の力で届けたい



四次元の存在を相手に繰り広げられる壮大な物語

―「それからのブンとフン」どんな舞台になりそうですか?

まずは、井上ひさし先生の摩訶不思議な世界を、エンターテインメントとして、
どのようにひとつのものにして、お客さんの前に出すかが大切だと思っています。

小説から飛び出した四次元の大泥棒と、三次元のキャラクターたちが同じ舞台に存在するわけですから、出演する側としても「どうなるんだ!?」と思っています。
僕は大泥棒ブンを追いかける警察長官役。常識を代表したような役柄です。
観ていてどちらが何次元なのかわからなくなるような、
不思議な世界に引き込みたい。役者としての力量を問われる作品だと覚悟しています(笑)。

言葉遊びも井上先生の魅力のひとつ。洒落や遊びだけで終わっていないウイットが、楽しく伝わりやすくちりばめられていて、それでいて伝えたいメッセージもしっかりブレない。
今はCGやアニメで何でも表現できる時代ですがアナログのライブでこの作品がどう表現されるか、注目して欲しいです。生身の人間たちが、知恵、体力、想像力を使えば、いつまでも色あせないものを表現することができると思っています。

劇場好きの少年が舞台役者になるまで

―ずっと俳優を目指していらっしゃったのですか?

実は最初から役者を目指していたわけでなく、ただ劇場という空間が好きで、それに携わる仕事がしたいと思っていました。10代のある日、神戸の大倉山の図書館に行って「新劇年鑑」という本を見つけたんです。そこには劇団員の顔や舞台の写真がモノクロで載っていて、青年座の西田敏行さん、文学座の中村雅俊さんなど、自分にとってのスターの顔がありました。

劇場、俳優…それぞれ好きだったものが自分の中でひとつになった瞬間でした。僕が好きだった人たちの、根っこは舞台だったんだ!と。その勢いで、近くの神戸文化ホール(大倉山)へ行って、「館内を見学させてほしい」と頼んだら、警備員の方が「しゃあないな(笑)」と中に入れてくれて。良い時代でした。今だと絶対無理だと思うんですけど(笑)。

舞台を歩いたり、声を出してみたりして。劇場はいいなあ…と改めて思いました。その後、大阪芸大に進学し、1年生の夏、劇団☆新感線の舞台に出会いました。当時4年生だった渡辺いっけいさん主演で「学生でこんなことできるのか!?」と衝撃を受けて、この劇団に入りたい!と思いました。それ以来、舞台に対して価値観が変わることはありません。
いまだに一つひとつが未知との出会い。毎回、新鮮な気分で向き合っています。

大好きな神戸の皆さんにもぜひ観ていただきたい

―地元神戸の思い出を聞かせてください


阪急岡本駅のそばの幼稚園に通っていました。
当時(昭和40年代前半)は家の周りが土の道ばかりだったのを覚えています。

インターナショナルスクールに通う中国人の幼なじみがいたんですけど、小4の時に彼の誕生日会に行ったら日本人は僕だけで、「えーっ!?」てなりました。ブラジルやアメリカの子、みんなが関西弁で話すという(笑)。神戸ならではの光景でしたね。そんな愛する神戸の皆さんにもぜひこの舞台を観ていただきたい。

今回のもうひとつの見どころは、音楽劇ということ。
ミュージカルとはひと味違った内容にもご期待ください。市村正親さんや山西惇さんなど、個性豊かなプロの舞台人が魅せる摩訶不思議な世界をぜひ楽しんでほしいですね。

こまつ座&ホリプロ公演
音楽劇「それからのブンとフン」
10月19日(土)12時半~、18時~
20日(日)12時半~


会場:シアターBRAVA!(JR大阪城公園徒歩5分)
料金:9,500円(税込)、全席指定、チケット発売中
作:井上ひさし 演出:栗山民也
出演:市村正親、小池栄子、新妻聖子、
山西惇、久保酎吉、橋本じゅん 他

【Profile】

●はしもと・じゅん 1964年2月25日生まれ、兵庫県神戸市東灘区出身、大阪芸術大学卒。1985年の「銀河旋風児SUSANOH」より劇団☆新感線の舞台に参加。以降、現在まで劇団になくてはならない存在として活躍。同劇団の人気シリーズ「直撃!ドラゴンロックシリーズ」では主役「剣轟天」を演じる。
1992年のNHK連続テレビ小説「ひらり」では、熱狂的阪神タイガースファンの医師・小林雅人を演じ、お茶の間での知名度が上がる。その後、映画やテレビドラマなど、映像作品にも多数出演。最近の主な出演は、舞台「ピーターパン」、映画「図書館戦争」など。

 

〈取材を終えて〉------------------------------------------------------------------ 
翌日に舞台本番を控える中、取材に応じてくださった橋本さん。インタビューするうちに、舞台やお芝居に対する真摯な姿勢がひしひしと伝わってきました。10月の大阪公演が楽しみです!

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Posted by 北摂・阪神の情報紙シティライフ at 10:00│Comments(0)シティライフインタビュー
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